今週の注目:
✨2024年Amazonプライムデー、7月16日(火)から17日(水)まで48時間開催
✨ウォルマート、7月の「史上最大のセール」を発表
✨Amazon、ChatGPTと競合するAIチャットボットを開発中
1、アマゾン
反競争行為で34億ドルの訴訟に直面
最近、アマゾン英国は再び競争訴訟に直面しているという。イースト・アングリア大学のアンドレアス・ステファン教授は第三者販売業者20万人を代表して、Amazonに27億ポンド(34億ドル)の損害賠償を求めている。この訴えは、アマゾンが市場支配力を濫用し、第三者の販売業者を不利な立場に追い込んでいると主張している。
この事情から、Amazonがプラットフォーム間の競争に干渉し、サードパーティベンダーが他のプラットフォームで製品を安く販売するのはうまく行かなかったことが分かった。
2、タイ
5月から全ての輸入品に7%のVATを課す
タイ財務省は、5月からすべての輸入品に7%の付加価値税(VAT)が課されると発表した。現在、1,500バーツ未満の商品にはVATは適用されていない。この新たな措置により、地元の中小企業の競争力を向上させ、Lazada、Shopee、TikTok Shopなどの電子商取引プラットフォームを通じて販売される安価な中国製品の流入が抑制されると考えられている。
情報源:Thailand hits all imports with 7% VAT to create level playing field
3、2024年Amazonプライムデー
7月16日(火)から17日(水)まで48時間開催
Amazon公式発表により、2024年Amazonプライムデーは2024年7月16日(火)0時から7月17日(水)23時59分まで48時間限定で行われる予定だ。「Amazonプライムデー」とは、全世界のアマゾンで同時に開催される年に1度のビッグセールだ。家電から日用品、ファッション、電子機器などが備えて、アマゾンに出品されているあらゆるアイテムがプライスダウンする。また、7月11日(木)からは先行セールが開催され、一部商品が本セール開始前に割引プライスとなるという。
情報源:EBay to Add Venmo as Payment Option in US
4、ウォルマート
Amazonプライムデーに抵抗?7月の「史上最大のセール」を発表
最近の情報により、ウォルマート社は来月、今年4回目となる大規模なセールイベント、そして同社史上最大のプロモーションを実施する予定だ。
大型店舗大手のウォルマートは、7月8日(月)午後5時(東部標準時)から7月11日(木)午後11時59分(東部標準時)まで、「ウォルマート・ディールズ」を開始する見込みだ。(日本時間:2024年07月09日(火) 07:00~07月12日(金) 13:59)
消費者は、ウォルマートで電気機器、家電、家庭用品、玩具、アパレルなどの商品をお得に購入できるようになる。さらに、リュックサックや制服セットの割引など、新学期向けの商品もセールの対象も含まれる。Walmart Dealsの対象はすべての消費者だが、Walmart+ 有料会員は、他の消費者より5時間早くセール品を購入できる。
情報源:Walmart announces ‘largest savings event ever’: What to know about ‘Walmart Deals’
 
5、TikTok
「アプリ禁止」訴訟の無効化を求め
ティックトックとその親会社である中国のバイトダンスは、来年1月19日に米国で人気の短編動画アプリを禁止するとされる法律を米国の裁判所が無効にするよう求めた。ジョー・バイデン大統領が4月に署名した法案により、バイトダンスは来年1月19日までにTikTokの米国資産を売却しなければアプリの使用禁止となる。
コロンビア特別区連邦控訴裁判所により、TikTokとByteDance、およびTikTokユーザーが起こした訴訟について、9月16日に口頭弁論が行われる予定だ。米国におけるTikTokの将来はこの訴訟の結果にかかっており、米国政府が外国所有のアプリを取り締まるための新たな権限をどのように使用するかに影響を与える可能性があるという。
6、Amazon
ChatGPTと競合するAIチャットボットを開発中
Business Insiderの報道によると、AmazonはOpenAIのChatGPTと競合するAIチャットボット「Metis」を開発しており、今年後半に発表される可能性があるという。
このチャットボットは、問い合わせに対して「会話形式」でテキストで回答し、情報源へのリンクを提供し、フォローアップの質問を提案し、さらには画像を生成することもできる。 これまでのところ、Metis は他の生成AIとまったく同じように機能しているように見えるが、「検索拡張生成」という技術の活用も考えているようだ。これにより、競合他社よりAIの分野で大きな優位性を築く。
情報源:Amazon developing AI chatbot that would compete with ChatGPT and others
 
7、TikTok
小売業者向けの「SOAR Together」サポートプログラムを発表
TikTok Shop は、プラットフォーム上の中小企業 (SMB) を支援するため、「Supporting Our Artisans and Retailers (SOAR) Together」という支援プログラムを開始した。この取り組みでは、女性が経営する企業と LGBTQIA+ 企業を対象とした 2 つの社会的影響プログラムを導入しているという。TikTok のさまざまなマーケティングとビジネス要素をカバーしており、対象となる中小企業の活発を促すのに役立つ。
その一つのプログラムとは、女性経営のTikTokショップ アクセラレーターの参加者は、CCA とAWBC が主催する、TikTok ショップ 101、売上レビューと予測、ソーシャル メディア メトリックの分析とインフルエンサーとの関わり、収益性の高いビジネスの拡大など、主要なビジネススキルに関する一連のカスタム コースに招待されることだ。